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2015/01/15~

神眼の勇者

神眼の勇者WEB修正版 第100話


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   ◆◆◆

 海賊どもを一掃したその後。
 アドルド総務大臣に乞われ、王城に宿泊することにした。
 勲功一等である俺は、特別に、かつて王が使用していた寝室を利用させてもらえたのだ。
 本物の“ロイヤルスィート”であった。
 有名RPGウィザードリィなどでも、宿屋における最高の部屋を“ロイヤルスィート”と呼んでいたが、こっちは、マジモンのロイヤルスィートである。

 小国とはいえ、流石は国王の部屋。

 質と品の良い調度品に囲まれている。
 また、寝台も非常に寝心地の良いベッドだ。
 大きさも、ミリアとカチュアの2人と俺が一緒に寝ても余裕がある、キングスサイズ。
 王が使用していた、まさに“キング”ベッドである。
 その寝室で、今日も、ミリアとカチュアの美少女姉妹から“奉仕”を、これから受けるのだが――

「王さま。精一杯、ご奉仕……させていただきますね」

 ベッドで裸体になって仰向けになっている俺の顔を見つめながら、微笑むメイド服姿のミリア。
 その瞳は濡れそぼっているように潤んでいた。

「……ハァハァ……マ、マルタ王の素敵な“丸太”にご奉仕……します……で……す……ハァハァハァ」

 上気した顔で、息を荒らげながら呟くカチュア。
 同じく潤んだ瞳ながら、カチュアは、俺の顔を見てはいない。
 代わりに、裸体である俺の“一部”を見つめていた。
 釘づけになっている。

「うむ、苦しゅうない」

 などと、言ってみる俺。

 王様になったつもりで。

 せっかく、王の寝室を利用させてもらえているので、王様ごっこをしているのだ。
 イメージプレイであった。
 さっきの俺のセリフは、王様というより、“殿さま”かもしれないが。
 主人である俺を、変わったシチュエーションで楽しませようとしてくれている、奴隷姉妹の提案を受け入れたのである。
 でも、こういったイメージプレイ的な奉仕、悪くないなぁ。

 今後、いろいろ試してみよう。

「で、では王様、失礼します。チュ……チュ」
「……わ、私も……ン……チュ……」

 俺の頬、首、鎖骨の順にミリアとカチュアほぼ同時に口づけをしてきた。

「ここも――チュ。チュ……チュパ……」
「……チュ……チュゥゥ……ペロ……ペロペロ」

 左右の乳首を同時に責めてくる美少女奴隷姉妹。
 これだけでも、たまらない快感であった。

 ――今日も、たっぷりと美少女姉妹から“奉仕”してもらった。

 詳細な描写は省略させていただくが。
 あまり過激な描写をすると、“ノクターン”島に“島流し”にされてしまうかもしれないので。
 書籍版では、もっと描写するかもしれないけどね。
 ここまで、巻数が出れば。

 ――などと、メタちっくなことを考える俺であった(まる)

 夢心地で奉仕を受けている最中に、そのまま寝入ってしまいそうになった。
 まさに王様、まさに殿さまの気分であった。

「余は……満足じゃ……」

 最後にそう呟いた気もする。


  ◆◆◆

 深夜。
 なにか物音がする気がして、俺は目が覚めた。
 ミリアとカチュアは俺を挟んで熟睡している。

 ……部屋に誰かいるのか?

「ん……んん……ぅん……」

 誰かが、切なそうに喘いでいた。
 部屋は暗闇に閉ざされているが、《神眼》持ちである俺は、暗視能力がある。
 その暗視の力で、声のしたほうを注視すると――丸太の精霊マル子が、ナニかをしているのに気付いた。

 寂しがり屋のマル子が宿っている丸太(神精樹の丸太)は、一緒の部屋に置いていたのだが…………ナニやってるの?

 丸太に股を擦り付けて、ほんと、ナニやってるのマル子ちゃん?
 いま、マル子は三頭身状態ゆえ、いろんな意味でヤバイ。
 俺としては、どうせなら、美女姿になっておいて欲しかったのだが。
 三頭身のロリ体型では、一部のマニアにしか喜ばれないぞ。

「……マコトの馬鹿…………馬鹿馬鹿馬鹿……エッチ、スケベ、馬鹿…………んっ」

 なぜか俺を罵倒しつつ、マル子が腰を動かしていたが――「んんっ! んゆーっ!!」――一度、ビクン、と震えた後、丸太にしがみついた。
 しかし、精霊にも性欲的なモノがあるんだなぁ。
 美少女姉妹の俺への奉仕をコッソリ盗み見て、欲情したのかもしれない。

 俺は――見なかったことにして、そのまま寝入った。
 
  ◆◆◆

 夜想曲(ノクターン)が流れる中、大いなる意志により、島流しの刑にあう俺――そんな夢をみてしまった。
 え、縁起でもない。

  ◆◆◆

 翌日の昼近く。
 海賊退治も終わったし、大陸に帰るつもりだったのだが――

「なにとぞ、なにとぞ、このオサワ島にずっとお残りいただけませんでしょうか?」

 アドルド総務大臣に必死な様子で頼まれてしまった。

「珊瑚を狙い、また他の海賊に襲われるかもしれません。マコト殿のような、強き勇者がこの島、この国に必要なのです! どうか、どうかっ」

 ほとんど額を床につけかねない憩で懇願するアドルフ総務大臣。

「そういわれても……こ、困ったな」

 俺は頭を掻きながら、他の仲間に視線を移した。
 ジェイクたちは、むしろ島に残りたそうだ。
 救国の英雄として、大歓迎されているのだから、無理もない。
 特にジェイクは、この国の姫であり、おそらく女王になるであろうフローラ姫の傍にいたいであろうし。

 ミリアとカチュアは、
「マコト様に従います」
「……私、も、です」
 と、迷いなく言いきった。

 お留守番中のマリーや、赤ちゃんたちも連れて来て、この島で、俺と一緒に過ごすことを、むしろ望んでいる気もする。

「う、うん~~。僕の立場としては、マコトさんが島に残るのを、止めないといけないんだけどぉ」

 天馬騎士エストは、頬を掻きつつ、苦笑している。
 本来、彼女が仕える公国に、俺を連れて今日の昼には、出発する予定なのだ。
 それが騎士としての、この少女の任務なのである。

「でも、この国の事情も分かるしぃ。ん~~。んん~~。き、聞こえナイナイ!」

 悩んだ後、自分の両耳を両手で塞ぐエスト。
 自分には聞こえていないので、邪魔はしない、という意志表示だと思う。
 次にアベルと目が合った。

 彼は、その形の良い顎に手を当て、なにか考え込みながら、
「気になることがあるんだ、マコト」
「気になること?」
「うん。今朝、この島を散策したんだけど――」

 アベルは、島のいくつかの場所に、“魔法陣”が描かれていたと告げた。
 しかも、その魔法陣からは、なにか特殊かつ邪悪な印象を受けた、とのこと。

「《闇司祭(ダークプリースト)》それも、司教クラスの大物が海賊たちの中に混じっていた。
 この島で、“なにか”邪悪な儀式の準備がされていたかもしれない。
 大陸から、闇の儀式に関して、詳しい知識のある学者などを呼び、調べてもらうべきだと思う。
 僕は、その調査が済むまでは、少なくともこの島に滞在したい…………妙な胸騒ぎもするから」

 などと、自分の意見の述べた。

 《闇司祭(ダークプリースト)》による、邪悪な儀式とか言われたら、俺も気になってきたぞ。
 まさか、大神官ハーゴンによる、破壊神復活の儀式ではないだろうけどさ。
 破壊の女神カーディス復活の儀式でもないとは思う。
 そんな、世界の滅亡クラスの大事(オオゴト)では、よもやあるまい。
 でも、俺も妙に気になった。
 アベルが《転移石》を使用して学者を呼び、詳しく調査してもらうのに、一週間か二週間程度なら、別に島に滞在するのは俺も構わない。

 ずっとこの島に住むわけにはいかないけど。
 俺は、地球に帰るつもりだし。
 家族のいる地球に。
 妹のほうの『まる子』にも、会いたいのだ。
 俺は別にシスコンではないが、兄として、妹と会いたいという気持ちは、日に日に募ってはいた。

  ◆◆◆
 
 期限付きとはいえ、俺が島にしばらく残ると告げると、アドルド総務大臣以下、島の人間たちは、とても喜んでいた。

 まだまだ精神的には参っているフローラ姫も、
「ありがとう……ございます。心強い……ですわ……本当に」
 と、感謝の言葉を述べてくれた。

 そのさい、体調のすぐれないフローラ姫の身体を、さりげなくジェイクが支えていたのは、印象に残っている。

  ◆◆◆

 とりあえず、アベルの《転移石》で、迷宮都市ラナに半日だけ戻ることにした。
 一緒に“跳ぶ”のは、俺、アベル、それにエストだけだが。
 アベルは闇の儀式に詳しい学者を探すために。
 エストは、上司である天空騎士エリスリアに、今回の報告と、今後の相談を直接するために。
 そして俺は、お留守番中であるマリーや、赤ちゃんたちを迎えに行くために、だ。
 予定より長期滞在になりそうなので、マリーたちも島で過ごしてもらう気になった。

 ルーラ、あるいはキメラの翼のような、アベルの《転移石》さえあれば、マリーたちもこの島に連れてくることは簡単だし。

「しかし、便利だなぁ、アベルの《転移石》。ミレイブルク公国のように、お前が行ったことが無い場所には“跳”べないとしても、十分、便利すぎるぞ」
 アベルのほうを見ながら俺が羨ましそうに言うと、
「…………“代償”……は……あるけどね」
 目を逸らしながら、アベルが意味深なことを呟いた。

 気になったので、“代償”とはなにかと聞いてみたかったのだが、アベルが言いにくそうだったので、言及するのはやめておくことにする。

「まずはエリスリア様に事情を説明して。そのあと、エリスリア様による《風の声》で、公王様に連絡を入れて…………マコトさんの謁見が延期にしてもらって…………うぅ、僕、怒られるかなぁ……降格かも……」
「ご、ごめんエスト」

 俺のせいで、エストに迷惑をかけてしまった気がして、謝っておいた。
 よく考えれば、俺と謁見する為に、公王が予定を開けていたであろうし、それをキャンセルしてしまったのだ。
 公王に対する俺の印象が多少悪くなっても、それは別に構わない。
 でも、俺に同行してくれていたエストが、俺のせいで不利益を被るなら、それは謝りたい。

「え? 別にマコトさんが謝らなくても――あ、で、でもさ、ひ、一つお願いしていい?」

 エストが、指をモジモジさせだした。

「? あ、ああ、俺にできることなら」
「じゃあ――ギュッしてギュっ!」 

 子供っぽいところもあるボーイッシュ美少女エストが両手を広げてハグを要求してきた。
 それぐらいならお安い御用である。
 というか、むしろ、俺にとってご褒美なのだが。
 エストほどの美少女とハグなど、むしろ金を払わないといけない気がする。

「こうかい?」
「ん♪ エヘヘ♪」

 俺は要求された通り、エストとしばらくハグを続けた。

「…………羨ましい」

 アベルさん?

 唇に指を当てて、羨ましそうにするのは、せめて、性別を女に変えてからにして欲しいです。
 男・男・女の三角関係で、女性(エスト)ではなく、男(俺)を男(アベル)が狙うなんて、マジで勘弁してください。

  ◆◆◆

 迷宮都市ラナに“跳”ンだ俺は、まず、師匠ことギースの滞在している教会を訪れたが、またもや不在であった。
 その後、宿屋に行き、マリーたちに事情を説明する。

「マリーたちも連れていってくれるの!? わーい、やったぁ☆」

 喜び、はしゃぐマリー。
 ちなみに、赤ちゃんたちは、ラーもレーも、お昼寝タイムであった。



                                ⇒ ≪101話へ≫
 


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

普

シィル「ねぇねぇねぇねぇ。ナニやってたのマルコたん」
マルコ「・・・・・・・・・・・・・」
シィル「丸太にお股こすりつけてナニやってたの? 私、気になります! なの」
マルコ「う、う、うるさいわね! そ、そんなことより、次回の予告するわよ」
シィル「ごまかされちゃったの。ムッツリ☆マルコたんに♪」
マルコ「あ、あ、あんた分かってて、聞いたでしょっ!」






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