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2015/01/15~

神眼の勇者

神眼の勇者WEB修正版 第4話


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   ◆

「誰か生きている人間はいませんか~」

 俺は大声を上げながら、町を歩き回った。
 ゾンビが出てくる可能性もあるが…………まぁ、出ればまた倒せばいい。
 俺がかついでいる武器=丸太で。

「ゾンビたちは俺が倒した。多分、全滅している。隠れている人間がいるなら、出てきてくれっ」

 大声をあげるなど、本当に久しぶりだった。
 気弱かつシャイな俺は、むしろ普段は声が小さい方だからな。
 しかし、人命救助的な活動をしているつもりだったので、恥ずかしがってなどいられない。

「誰か生きているなら、出てきてくれっ! ゾンビは倒したからっ」
「ほ、本当にゾンビを全滅させてくれたのですかっ!?」


 突然、背後から大声がしたので俺の身体をビクっと震えた。
 俺は根が小心者なのだ。

 振り返ってみたが――人の姿はない。

 石で出来た蓋のしまった古井戸が俺のすぐ後ろにあったけど。
 まさか…………
 俺は念のため、蓋を開けて古井戸の中を覗きこんだ。
 神眼には、夜目が効く効果もあるようだ。
 月の明かりに照らされているだけの暗い古井戸の中ですら、その様子がハッキリ分かった。

 古井戸の中には――三人の少女が入っていた。

 それも全裸で。

 かなり深い、枯れた古井戸の中で、全裸の美しい少女達が身を寄せ合っていた。

「ああ、良かった……私達、助かったみたいよ、カチュア、マリー」

 古井戸を覗きこんでいた俺を見て、十六歳前後の少女が、彼女よりもっと幼い少女達を抱きしめた。

「(この少女達は、ゾンビから逃れる為、古井戸に逃げ込んだのだろうか?)」

 しかし、なぜ、全裸なのだ?

「とにかく、助けてやらないとな」

 井戸の近くにあった長い縄(ロープ)を俺は垂らしてやった。

「このロープで昇ってこられるか?」
「私とカチュアは何とか……でも、この幼いマリー……末妹には難しそうです」

 一番年上に思える十六歳の亜麻色の髪をした少女が俺に答えてくれた。
 後の二人は、十二歳前後と十歳以下に見える。
 十歳以下の幼女は、ロープを使い、自力で昇ってくるのは確かに無理そうだ。

「あの……領主様の御屋敷に、梯子(はしご)があると思いますので」

 遠慮がちに亜麻色の髪の少女が俺に言った。
 梯子を持ってきて欲しいというのだろう。
 だが、あいにく領主の館がどこにあるのか俺は知らない。
 館は見つけられても、梯子を探しだすのはかなり時間がかかりそうだ。

「(とにかく、まずは…………)」

 俺は念のため、神眼で彼女たちの情報を知ろうとした。
 彼女たちのステータスを知りたいと念じながら、見つめてみる。
 それぞれの前に、半透明の枠が表示された。

 ミリア・ラスリアーン (奴隷 レベル十) 
 カチュア・ラスリアーン(奴隷 レベル五)
 マリー・ラスリアーン (奴隷 レベル三)

 少女たちの名前と職業(?)やそのレベルが俺には見えた。
 奴隷が『職業(ジョブ)』と言えるか俺には判断できないが。
 というか、彼女たちは奴隷なのか。
 現代日本に住んでいた俺は、奴隷という言葉に忌避感を覚えた。
 まぁ今は、彼女たちが奴隷であろうとなかろうと、関係はない。

 人間のフリをした、|ゾンビなどのモンスターではないことが(、、、、、、、、、、、、、、、、、、)重要なのだ。

 これで安心して、彼女達に近づける。
 俺は地面より一メートル近く突起している井戸入口の近くに丸太を置いた。
 そして重石代わりにするため、その丸太にロープを巻き、固く結ぶ。
 さらにロープをつたい、古井戸の中に降りていく。

「あ、あの……どうしてわざわざ降りてこられたのですか?」

 胸や股間を手で隠し、恥ずかしがりながら亜麻色の髪を持つ美しい少女が俺に尋ねる。
 近くで見ると、かなりの巨乳であることが分った。

「俺が君達を一人ずつ背負ってロープを昇るよ」

 今の俺は、筋力や体力が相当あるようなのだ。
 少女達を背負ってロープを昇るぐらい、出来るだろう。
 それに出来る限り早く、この少女達を助け出してあげたかった。
 心細そうな目で少女達から見つめられ、一刻も早く助けてあげたくなったんだ。
 裸体である美しい少女達を背負うことで、その身体と触れ合いたかった――という欲望からではない。

 …………正直に言うと、そういう気持ちもある程度あったけど。
 
 少女達を一人ずつ背負い、都合三度上り下りを繰り返した。
 そして、俺は彼女達を全員、古井戸から救い出した。
 背中ごしに感じた少女達の柔らかい肌(特に胸)の感触を俺は一生忘れないだろう。
 救いだした少女達のうち、十六歳前後で亜麻色の髪を持つ少女ミリア、それに十二歳前後の黒髪少女カチュアは、手で股間や胸を隠して恥ずかしそうにモジモジしている。

「(まぁ、裸体だからな)」

 男の俺に見られて、恥ずかしいのだろう。
 十歳以下に見える、少女と言うよりは幼女のマリーは、思いっきり裸体を晒していたけど。
 異性の傍で裸になっていることに対して、まだ恥ずかしさを感じる年齢ではないようだ。
 頭髪と同じく金髪の恥毛を平気で晒している。
 俺は、少女達の裸をなるべく見ないようにすべく、全精神力を費やした。

 視線を宙に彷徨わせながら、
「どうして、古井戸の中にいたんだ? それも裸で」
 と、疑問に思っていたことを聞いた。
 
 腹違いの三姉妹らしい彼女たちの話を聞いて、疑問は晴れた。
 どうやら、奴隷らしい彼女たちの『主人』であるこの町の領主による折檻の一環だったようだ。
 姉達と同じく奴隷の幼いマリーは命じられて皿洗いをしていた。
 そして、うっかり高価な皿を割ってしまったようだ。
 末妹のマリーが、領主と領主夫人により鞭に打たれるのを必死に庇った二人の姉。
 嗜虐的で変態的趣味を持つ領主は鞭打ちの代りに、罰として奴隷三姉妹に裸体で町を一周するように命じた。
 さらに枯れて使われなくなった古井戸に、裸体のまま一晩入って反省するようにも命じたようだ。

 ……その領主、外道かつ変態としか思えんな。

 いくら奴隷とはいえ、人の尊厳を踏みにじる様な扱いに、俺は領主に対して怒りを覚えた。
 出会ったら、顔面を殴ってやりたいぐらいだ。
 だが、変態領主の鬼畜な命令が、結果的には少女達の命を救ったようでもある。
 石の蓋が閉まった古井戸に入れられていたおかげで、ゾンビ達に見つからず、いままで襲われることもなかったようなのだ。

「お、お屋敷に戻っても良いでしょうか? 私たちの服もありますので」

 遠慮がちに、三姉妹の長女ミリアが俺に聞いてきた。
 上目づかいで俺の顔色を窺って、まるで懇願するかのようだった。

「あ、うん、行ってきなよ」

 彼女が、主人でもない俺に、なぜ懇願するように言ってきたのか分からないまま、返事を返した。
 俺の返事を聞いて、ミリアは困りきった顔をした。

「お兄ちゃんに、お屋敷まで一緒についてきてほしいの。お兄ちゃん強そうだし」

 末妹のマリーが、丸太をかついでいる俺を見あげながら、物怖じしない態度で言った。
 なるほど、そういうことか。
 まだ、町にはゾンビが残っているかもしれないのだ。
 屋敷にもゾンビがいる可能性はある。
 戦闘力のありそうな俺に、安全の為にもミリア達はついてきて欲しかったわけだ。

「わかった。屋敷まで一緒に行くよ。案内してくれ」

 俺がそう請け負うと、ミリアは、心底ホッとした顔をした。
 クイ……クイッ。
 服の裾を軽くだが、何度も引っ張られた。
 引っ張ったのは三姉妹の次女である黒髪少女カチュアだった。
 カチュアは三姉妹の中で一番、気弱みたいだ。
 オドオドとしている様子が小動物のような印象を与えてくる。
 俺と目が合うと、慌ててカチュアは顔を下に向けた。

「……あり……がと……です」

 俯きながら、たどだどしくも懸命にお礼の言葉を言ってくれた。
 
 俺達は、他に生存者がいないか、大声で呼びかけつつ、屋敷に向かった。
 だが、町の中にも、屋敷の中にも生き残っている人間は見つからなかった。
 三姉妹の他に後二人、生き残りがいるはずなのだが。
 しかし大声を出して呼びかけても、誰も返事をしてくれなかった。
 ひょっとして、返事のできない状態、なのかもしれない。もしくは、耳が聞こえないのかも。
 聾唖者とか。いや、赤子の可能性もあるか。
 だとしたら、探し出すのはかなり困難だな。
 俺は誰もいなかった領主の屋敷で、高級そうなソファーに座りながら、生存者の発見に関して考え込んでいた。

「おまたせしました」「……お……おまたせ……しました……です」「おまたせなの」

 『メイド服』を着た三姉妹が俺の前に姿を表した。
 奴隷として屋敷で働いていたときの格好らしい。

 ――正直、三人とも、非常に可愛い。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
笑

シ「ミリアたん達三姉妹が無事、マルタくんに保護されたの! やったね☆」
ド「ええ、本当によかったわ」

2笑

シ「美少女三姉妹の裸体によるサービスシーンも満載のサービス回だったしね☆」
ド「サービス回って」
シ「さぁて、次回もサービスサービスゥ☆」




シ「んが、んぐ」

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