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2015/01/15~

神眼の勇者

神眼の勇者WEB版 第107話 【新規更新】


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【三人称・『神』視点】

 私は、光の神が一柱、女神リアナ。

 “神々の眼“を司る神眼の女神リアナです。
 “神々の眼“を司る神眼の女神リアナです。

 失礼、大切なことなので二回言わせて頂きました。
 そう、私は《神眼の女神》であり、使徒たちに、《神眼》を含めた“力”ある“眼”を授ける神なの。

 決して、《丸太の女神》ではありません。
 決して、《丸太の女神》ではありません。
 
 これも大切なことなので、二回言わせて頂きました。
 どうも、私の使徒のなかでも、成長著しいある少年が、丸太を武器に活躍し、名声を得はじめてからは、なにか、誤解をしている方々がいるようなので。
 彼が丸太のスペシャリストのようになりつつあるのは、私には無関係です。
 彼が生まれ持ち、眠っていた才能なのです。あるいは、この世界に召喚されたのが“きっかけ”で才に目覚めたのかも、しれないけれど。
 丸太の才に。
 確かに彼の丸太の才は、驚嘆すべきです。

 いずれは、

 丸太のスペシャリスト――丸太(ログ)リスト――に。
 あるいは
 丸太のエキスパート――丸太(ログ)スパート――に。

 なりえるかも、しれませんね。
 
 そのこと自体は別に構いません。
 剣であれ槍であれ斧であれ弓であれ、どのような得物を得意としようが、私はそれで私の使徒を差別などは、もちろんしないので。
 ええ、丸太でも構いませんとも。
 ただ、丸太のインパクトが大きすぎて、私が授けた《神眼》が霞んでいるのは……ちょっと……。
 それに、彼に続き、今度は、剣でも槍でも斧でも弓でもなく、“スコップ”で無双する勇士を使徒にしたものですから、他の神々から、私まで……イロモノ……扱い……を……。
 そう、最近、”丸太の彼”に続き、スコップを得手とするイロモノ――ゴホン――個性豊かな人材も使徒になっているのです。

 なぜ、私の使徒にイロモ……いえ、個性的過ぎる武器の使用者が集まるのか、頭が痛…………。
 …………。

 ま、まぁ、いいわ。

 大切なのは、やはり、何を使って事をなすのかではなく、何を為したか、ですものね。
 丸太であろうが、スコップであろうが、それで英雄的行為を成し遂げ、弱き善なる人々を救うのであれば、良いのです。
 ただ――――使徒にイロモノが増えたからといって、私までイロモノ女神扱いされるのは………………

「…………本当に……勘弁…………して……………………本当……に………………」

 おっと。

 おもわず溜息と共に、(本音を)呟いてしまいました。
 いえ、武器がアレでも、それ以上に私が授けた《神眼》や《魔眼(魔神眼)》を活用してくれれば、良くもあるのですが。
 それならば、ちょっと個性的な武器を扱う《神眼の勇者》やら《魔眼の勇者》と、呼ばれるはずですし。

 ――さて。

 私が期待している彼は今、ちゃんと《神眼》を活用してくれているでしょうか?
 丸太に頼りきり、せっかく授けた《神眼》を“ちょっと便利なスキル扱い”しくさっていやがらねーで……ゴホン……いないでしょうか?
 気にはなるので、彼を視てみましょう。

 三つの《神眼》を持つ、私の眼で。

 そう――『神』――の眼で。

  ◆◆◆

 ――彼=マコトは、辺境に近い小島にいるようですね。

 …………え?

 あ……そ、そんな……。

 あの“島”に、いるなんて。

 “あの方”が封印されている“島”に。

 我が叔母であり、闇女神の一柱、神々すら呪い殺す《呪眼(ジュガン)》――《禁呪眼(キンジュガン)》を持つ、“あの方”が封印されているあの“島”に…………。

 《呪眼(ジュガン)の女神》カース・アリス。

 ……本当に……恐ろしい…………方……。

 …………。

 ですが――可哀想な方。哀しい方。

 光側の神としては、マコトに今すぐ、あの島から出るように告げるべきではあるのだけれど――――。
 万が一、“あの方”の封印が解ければ、本当に恐ろしいことが起きてしまうのだけれど――

 でも。
 でも――。

「…………視ていないことにしましょう。うん、そうしましょう」

 私はそう呟き、三つの《神眼》で我が使徒マコトの動向を観察・監視し続けることにしました。

 あの可哀想で哀しい方の封印をもし、我が使徒マコトが破りかけても――

「…………視ていません。私は、なにも視ていません…………」

  ◆◆◆

 我が使徒マコトは、ある屋敷のそばにいました。

 まるで、獲物を追い詰めた狩人のようですね。
 まぁ、彼が持っているのは剣でも槍でも斧でも、そして、弓でもなく、やはり丸太、でしたけど……ね……。
 それも、血に染まった丸太。
 マコト自身も、返り血に染まって凄惨な様子。

 ――血濡れの丸太を持った、血塗れの彼に追い詰められている哀れな得物に興味を持ちました。

 館の中を《神眼》で覗いてみます。
 二人の《半漁人(ギルマン)》が、子羊のようにブルブルと震えていました。
 《半漁人(ギルマン)》系種族でも、闇に属し、昏く深い海底を支配する《深き者たち(ディープワン)》あるいは、《深き半漁人(ディープギルマン)》などとも呼ばれている闇の種族です。
 人間やエルフを好んで犯し、殺し、また、信仰する闇側の神々に供物として捧げることを至上の喜びとする、邪悪極まる闇種族。

「7……12……」

 私は二匹の《深き半漁人(ディープギルマン)》がこれまで手に掛けてきた(殺してきた)人間やエルフなどの数を視てみました。
 《神眼》で。

 抱き合いながらガタガタ、ブルブルと酷く怯えきっている様子は、憐れみを覚えないではありませんが――しかし、今、彼らを始末しないと、今後、数人、いえ10数人の人間やエルフが残虐かつ残酷に殺されてしまいます。

 ですから――

「マコト――ヤっちゃいなさい」

 彼に聞こえはしませんでしょうけど、神として使徒であるマコトを応援し、殺害の許しを与えてみました。

「…………こ、怖い……怖い……な、なんなんだよ、アレは、あ、アレはぁ」
「ま、丸太で顔をグチャグチャに潰されたり、あ、あんな、惨い死に方はい、嫌だ……嫌だ……」

 《深き半漁人(ディープギルマン)》たちが恐怖に震えながら、囁きあっています。

「で、でも、もう俺たちのことは諦めて…………く、くれたかも」
「そ、そうかも……いや、きっと、そうだ。俺たちのことは見逃してく――――」

 《深き半漁人(ディープギルマン)》の1人が、目を精一杯見開き、指で“窓”を指しました。

 そして、絶叫するかのように――

「窓に! 窓に!」


 と、悲鳴をあげる《深き半漁人(ディープギルマン)》。

 なぜならば。
 窓枠から、マコトが屋敷の中を覗いていたからです。

 血濡れの丸太を持つ血塗れの――まるで血に染まった修羅のような――マコトが。


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更新が遅れた上、文字数がそれほど多くなくて申し訳ありません<(_ _)>

今から、さらに執筆をつづけ、12時間以内(24日 12時まで)に
『神眼の勇者WEB版 第107話』
を更新・公開させていただきます!
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NoTitle

え…丸太(下半身)の女神でしたか
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