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2015/01/15~

神眼の勇者

神眼の勇者WEB版 第112話 『「封神箱」』 【新規更新】


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「ふむ? ワシの真の姿を見ても、たいして驚いておらぬのぉおぬし」

 ババァ言葉で単眼幼女がその大きく綺麗な目を細めて言った。
 まぁ、たしかにそれほど俺は驚いていない。
 姿のインパクトなら、宙に浮く巨大目玉状態の方がずっと大きかったし。

 それに、実は俺――単眼美少女好きなのだっ!

 だから二次元限定だが単眼美少女・美女系の漫画などは結構持っている。
 (二次元限定で)単眼少女には、耐性というか、慣れがあった。

 え、マニアックすぎる?
 …………。
 はい、そうですね、で、それがなにか?
 俺がマニアックな嗜好を持っていようが、別にどこの誰にも迷惑をかけるわけではないのだから、別にいいじゃないですかぁ。

 え、主人公がそんなマニアックな性癖・嗜好を持っていていいのかって?
 …………。
 まぁ、世の中にはマニアックな性癖・嗜好を持つ“変態”が主人公の物語なんて、いくつもあるし。

 もっとも、二次元ならともかく、三次元で単眼少女を見たら、それは驚愕すると、以前の俺は思っていた。
 しかし、実際に遭遇したら、それほど驚きは無かった。
 やはり、変身前の姿のほうがインパクトもあったからであろう。
 それに、この異世界に来て最初に遭遇したゾンビやら、直近では深き魚人などのような、見た目のインパクトがキッツイ化物(モンスター)は、何度も見ている。
 見た目がキツクても、闘ってみれば案外、弱く、なんとでもなることを経験済みでもある。
 そして、この異世界に来てからの俺は【ステータス】的にも【精神力】の数値が相当高くなった。
 心の強さ、も、ある程度、手に入れている。
 そんな俺からすれば、単眼というだけで、あとは愛らしい幼女姿の相手なら、ビビることなどまったくなかった。
 むしろ――

「わ、わ、こ、こりゃ、なにをするかよっ」

 慌てた声をだすロリ単眼ババァことバグ・ベアード。
 俺が背の低い彼女の小さな頭を、つい、手で撫でてしまったからだ。
 衝動的にやってしまった。
 つい、愛でたくなったのだ。
 愛らしい単眼幼女を見て。

 …………。

 衝動が抑えられず幼女に、物理的に手を出してしまった。
 そう書くと、かなりヤバく聞こえるな。
 いや、手で頭を撫でてやっているだけだが。

「え、え~い、や、やめんかウツケ者」

 俺の手を払いのけ、数歩、バックステップして距離をとる単眼幼女姿のバグ・ベアード。

 そして、少し頬を赤くしつつ、
「う~~」
 と、不満そうな子犬のように唸った。

 その姿・仕草もなんか――可愛かった。

「……………………」

 マル子、ジト目で俺を見るな。
 まぁ、犯罪者を見るような目で見られるよりは、マシだけど。

  ◆◆◆

「我が主様が封印されし、《封神箱》。マコト殿、ぜひ、おぬしに“破壊”してもらいたい」

 部屋の奥に置いてあった小型の宝箱を指さしながらバグ・ベアードが言った。
 ちなみに、お互いの自己紹介はすましている。

「よし、任せろベア子」
「わしの真なる名はベア子ではないが…………まぁ、マコト殿の好きに呼んでいい」

 本人が了承したので、今後、このロリ単眼ババアはベア子と呼ぶことにする。
 バグ・ベアードなので、ベア子なのである。
 我ながら単純にネーミングセンスだとは思う。

「………………」

 さっきから神精樹の丸太に宿るマル子がご機嫌斜めだ。
 頬を膨らまして、ジトっとした目で俺を見ている。
 そのくせ、俺が視線を向けると、プイッと顔を横に逸らす。
 不満そうに頬を膨らませて。
 一体、何が不満なのかはわからんが。
 まぁいい。

「でもベア子。本気でこの《封神箱》をブッ叩いていいのか? 中に封印されている人間にダメージはいかないのか?」
「なぁに、封じられているのは“神”。最後の一撃において、《封神箱》の耐久度を超えた分は、封印されしモノにダメージが届くとはいえ、仮にも“神”ならば、その程度、蚊に刺されたようなものじゃ」
「そうか。それを聞いて安心だ」

 とりあえず、全力での振りおろし攻撃を与えようと、俺は丸太を振り上げた。

「ちょ、ちょ、待ちなさいよマコトっ!」

 お?
 それまで、膨れっ面で無言だったマル子が慌てて止めてきた。

 そして、非難するかのように
「あんた、本気でその《封神箱》を破壊する気っ!?」
「ん、まぁ」
「まぁ、じゃないわよ、まぁ、じゃっ! 話の流れからして、邪神よ! 邪神が封印されているのよ! その《封神箱》にっ!」

 あ、そんな気はしていたけど、あえて聞かないでおいたのに。

「……たしかに、この《封神箱》には我が主様にして、闇女神、そして、邪神と分類されている、あの方が封じられてはおる」

 単眼幼女姿のベア子が言葉を選ぶようにしながら言った。

「しかし、あの方は、決して邪悪なだけの存在ではない。自分に敵対的でなければ、むやみに人を“殺す”ことなどもしない」

 …………。

「お願いじゃマコト。同じ闇の神々の手により、不当に封じられてしまった我が主様を救ってくりゃれ」

 ベア子の話では、同じ闇の陣営でも、派閥があり、グループ同士の諍いが絶えずあるとのこと。
 そして、孤高を愛し、誤解されがちな “主様”は、輪を乱す存在として、ある巨大派閥により、見せしめ的に封印されたとのこと。
 派閥(グル―プ)の統制のために、見せしめ的に、不当に封印された――らしい。

「可哀想なあの方を、解放して欲しいのじゃ」
「よし任せろ」
「ちょ、マコトっ!?」

 マル子が非難の声をだすが、俺はスルーする。
 今、俺は“気分”的に、ベア子の願いを聞いてやりたくなっていた。
 それに、邪神だの闇女神だから、必ずしも邪悪と決めつけてはいけないと思う。
 不当な扱いをしてもいけない気がする。
 そもそも光側の神にだって、どうしようもないクズ神はいるのだ。
 女神アステナとか女神アステナとか女神アステナとか。
 光側の神であり時空の女神アステナにより、不当な目にあわされた俺は、光側の神=正義だとは思えなくもなっていた。
 また――“何か”が俺に囁いてくる。

 俺の心の奥に潜む“何か”が、《封神箱》を破壊しろと、囁いてくるのだ。
 壊せ、破壊しろ、と、囁いてくる。
 そして、その声に、俺は従いたいという強い欲求が生まれていた。

 ――闇の女神が封じられし神器・《封神箱》

 …………。
 うん、壊してみたい。
 最近、破壊衝動が強くなっている俺は、ぜひとも、壊したかった。

「本当に、コレに封印されているのは、人類の敵ではないんだな?」

 ベア子に念を押して尋ねてみた。

「人類にとって味方ともいいがたいが、明確な敵というわけではないぞ」

 まっすぐ俺を見つめながら、ベア子が頷く。さらに、

「そもそも人類に対しては、あまり興味を持っていないお方じゃった。それどころか、わが主様は、むやみに人を“殺す”ことは、嫌っておったぐらいじゃ。闇側でも考え方などは、むしろ中立神に近い。立場や状況から、一応、闇側に立ちはしていたがの。しかしそれも、派閥の命令に従わない主様は、同じ闇側の神々から見せしめとして、不当に封印されたのじゃ、もはや闇側に義理もない。今なら、中立、あるいは光側の陣営に立つことも、やぶさかではあるまい」

 ふむ。
 それなら、むしろ、封印を解くべきではないであろうか?
 うん、解くべきだ。
 光側の神らしい、神眼の女神リアナも、きっと許してくれるだろう。

 よしっ!

「ぶっこわそう」
「おおっ!」

 愛らしい単眼幼女姿のベア子が、その大きく美しい目を、キラキラと輝かせた。

「…………し~らないんだからね。どうなっても」

 マル子が、不満そうに腕を組みながらまたも膨れっ面で呟いていた。

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NoTitle

リアルの単眼症は目が真ん中にあるせいで生まれてくる時に鼻が落ちてこないからあれだけど
二次元から出たようなモノアイだったらまだ見れそうだな
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