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2015/01/15~

神眼の勇者

神眼の勇者WEB版 第113話 『破壊の一撃』 【新規更新】 New


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「ドォゥゥゥゥゥラァッ!!!」

 ドォゴオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッ!!!!

 振り下しによる渾身の一撃を《封神箱》にぶち込んだ。
 床に置いてある小さな宝石箱みたいな《封神箱》にむけて全力攻撃をぶちかましていた。
 大上段の構えから、跳躍しつつ一度大きく弓なりに背を逸らしたあと、全身のバネと膂力を使って振り落す全力攻撃だ。
 マスターギースから教わった《飛翔・天空丸太月撃ち》
 実戦では、あまりに大振りすぎてまず当たらない。
 それに、攻撃前や躱された後にできる隙も大きすぎる。
 相手が《硬直(スタン)状態》や《気絶》あるいは《睡眠》状態でもないと使用は難しい、防御を捨てた超攻撃型の一撃である。

 しかし今回、目標は生物ではなく、動かない物質――《封神箱》だ。
 反撃の心配もない
 それゆえ、俺は防御を考えず最大級の攻撃を繰り出していた。

「お……おぉぉぉぉぉおおおっ!!!!!!!」

 ロリっ子・単眼娘姿のベア子が驚きと歓喜の声をあげた。

 そして、
「通っておる! ダメージが通っておりますぞマコト殿っ!」
「ん」

 確かに、ベア子の言うとおり、《封神箱》にダメ―ジが通ってはいた。
 《神眼》を持つ俺には、《封神箱》の残り《耐久度》も視えているので、そのことは知れていた。

 しかし…………。

「防御を捨てた必殺の全力攻撃で1ダメージって…………」

 《封神箱》は滅茶苦茶固かった。
 まるではぐれメタルのように固かった。
 《神眼》で【ステータス】を確認したら【防御値】の数字がとんでもなく高いし。
 普通に丸太で攻撃したのでは、ノーダーメージであったぐらいだ。
 もちろん、聖剣《太陽の剣》や、魔法《爆弾石》で爆弾化した石でも、ノーダーメージだ。
 神精樹の丸太による、超攻撃型の必殺の一撃で、やっと、ダメージが通ったのだ。
 それもたった、1ポイント。
 全力攻撃で、やっと1ポイント、のダメージなのだ。

 最初、連続丸太打ちで十数回乱打したが、ノーダーメージであった。
 どれだけ速く回転があっても“軽い”連続攻撃では無駄なようだ。
 “重く”破壊力のある一撃でないと、まったくダメージが通らない。

「マコト殿! 今の超攻撃を連続でお願いしますじゃ」
「あ、うん」
「《封神箱》は、一時間に一度、耐久度が完全回復する《耐久度全回復(フルリペア)》の魔法も掛けられておりますので!」
「…………マジで…………」
「マジですじゃ」

 そうですか。

「…………」
「しかし、《封神箱》の耐久度自体はそこまで高くなく、百ちょうど。一分間に二回以上、今の超攻撃をぶち込めば、理論上、破壊可能ですじゃ!」
「まぁ、理論上は、ね」

 しかし、はぐれメタルスライムだって、HPは普通、ヒトケタなのに。
 三ケタって。
 まあ、はぐれメタルと違って攻撃を避けないし、逃げたりもしないけどさ。
 しかし、《飛翔・天空丸太撃》はまさに全力全身の力を込めるので、一撃放っただけでも、結構疲れるのだが。
 それをあと、九十九回、それもほぼ休みなしで続ける必要があるのか…………。

 か、帰りたくなってきた。
 正直、めんどくさい。
 というか、ダルイ。

「…………マコト殿…………」

 単眼美幼女ベア子が不安そうな顔になった。
 めんどくさくなった、俺が途中で帰ることを危惧している気がする。
 なにせ、いま俺は、全身から帰りたいオーラを出していた気がするし。

「…………マコト殿ぉ…………」

 俺を上目遣いで見る、その大きく綺麗な瞳が、不安のあまりか、じんわり涙で潤んできた。

「そんな顔しないでくれ。一度、やるといったんだ最後までやってやるよ」
「おお! ありがたいのじゃっ」

 俺がそう言うと、また、目を輝かせて喜んだけど。

「…………。マコト、コイツにちょっと甘くない?」

 ジト目&頬を膨らませながらマル子が抗議っぽく呟いたけど、それはスルーしておいた。
 俺は別にベア子に甘いつもりはないけど。
 でも、マル子の眼から見たら、甘く接している様に見えるのかなぁ。

  ◆◆◆

 ドゴォォォォォっ!!!!!! 
 ゴギィィィィイイっ!!!!!!!
 ドォォオッォオッンンンンンっ!!!!!!!!!


 ――丸太振るいの稽古だと思って、俺は無心で丸太を振るった。
 ――ただ、ひらすら丸太を振るった。

 それも、全身全霊を込めた全力攻撃で。
 《飛翔・天空丸太撃》や《飛翔・天空丸太突き》、《丸太式全力闘気爆裂撃(ログ・オーラフルバースト)》など、一撃でも、かなり疲れる全力攻撃を、ひたすら繰り返した。
 そして、59分と少しが経過したあと――

「これで――終わりだぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!」

 必殺の《飛翔・天空丸太兜潰し》を最後に、《封神箱》へブチ当てた。
 限界まで跳躍し、全ての闘気と力、それに全体重をかけた突き潰しの大技だ。
 マスターギースによると、ミスリル製の大兜をかぶった戦士でも、その大兜ごと頭蓋を粉砕し“潰す”超攻撃とのこと。

「おお! なんとも凄まじい破壊の一撃っ! しかも《クリティカル》じゃっ!


 確かに、最後の一撃は、今まで以上に“手応え”を感じた。
 《封神箱》の耐久度はゼロ、いや、マイナスに突入しているであろう。
 最後の攻撃だけは、ダメージも一以上あったはずだ。

 …………。

 そういえば『超過した分のダメージは、封印されている相手に及ぶ』とか、ベア子が言っていた気が――


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